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2012.07.08

ゴルフ用語辞典 クラレット・ジャグ(the Claret Jug)

ゴルフ用語辞典 クラレット・ジャグ(the Claret Jug)

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クラレット・ジャグ(the Claret Jug)

クラレット・ジャグ(the Claret Jug)」は、全英オープンの優勝者へ贈られるトロフィーのことです。

独特の形をした銀色のこのカップは「クラレット・ジャグ(the Claret Jug)」と呼ばれていますが、「クラレット」は、フランス・ボルドー地方で作られる辛口の赤ワインの銘柄のことで、「ジャグ」ジョッキのこと、要するにあのカップの大元の形はワインを飲むジョッキだったということですね。

「クラレット・ジャグ」が初めて、全英オープン優勝者に贈られたのは1873年のこと。その時の勝者はトム・キッドでした。実は、第11回大会まで(1860-1870年)、優勝者には革製のベルトが贈られていたそうです。当時はプレストウィック(現在のロイヤル・プレストウィック)の単独による開催で、革製のベルトは主催者であるプレストウィックが独自に用意していたものでした。当然、持ち回り制だったのですが「3大会連続で優勝したものには、ベルトを寄贈する」という規定があったため、第11回(1870年)大会で3年連続優勝を果たしたヤング・トム・モリスがベルトの所有者となったのでした。

突然、翌年から渡すトロフィーがなくなってしまい、新たなトロフィーを作る金銭的余裕がなかったプレストウィックは、セント・アンドリュースの「ロイヤル&エインシェントクラブ(R&A)」、「アナラブル・カンパニー・オブ・エジンバラゴルファーズ」の2団体に声をかけたのでした。ということで3者が共同で大会の開催者となり、新しいトロフィーの製作費も折半しようという提案をしたのですが、話し合いは紛糾し、何とそのおかげで1871年の大会は開催されなかったとのことです。

その後、なんとか共同開催案がまとまったものの、1872年の大会にはカップの製作を大会に間に合せることが出来ませんでした。ということで、最初にカップが手渡されたのは翌1873年ということになってしまいました。

ちなみに、このときのオリジナルは1927年から、R&Aに保存されているとのことです。現在、優勝者に手渡されているのは、このオリジナルをもとにしたレプリカなんですね。

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